PYTONCIDE

山でフィトンチッド吸って元気になるブログ

登山に使う自撮り棒を軽量化したい

よくある自撮り棒の重量

登山に行く時は自撮り棒を持っていって、山頂や景色の良いところで写真を撮ったりします。

今までは、ヨドバシかビックカメラで買った何の変哲もない超一般的な自撮り棒を使っていました。

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超・どこにでも売ってるやつ

しかし、ある時ふとでかいなと気づきました。

ほぼ山頂で皆で写真取る時しか使ってない&3脚の部分なんて過去に1回も使ってないにも関わらずです。

たしかにザックの横のポケットに挿しておけば、かさばらないし何の違和感も無かったんですが、重量を測ってみると意外と100g以上あることが判明しました。

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130.4gもありました

これは改善の余地アリですね。

そんな最中、アメリカのYoutuberの人が紹介していたペドコのウルトラポッドという製品がよさげな気配がしましたので買ってみました。

 

PEDOCO ULTRAPODについて

基本的に、超軽い3脚部分しかないカメラやビデオ用スタンドですが、マジックテープがついているので、登山のときはトレッキングポールに巻きつけて自撮り棒と化す事ができるようになっています。

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これで、たったの46g!

トレッキングポールに巻きつけると、こんな感じに

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ポールは130cm以上にも伸びるので、元々持っていた自撮り棒よりもはるかにカメラやスマホを離して撮影する事ができます。

Bluetoothのシャッターボタンは使えませんが、タイマーでだいたい事足りています。

 

ただ、ウルトラポッド単体ではデジカメなどは直接マウントできるのですがスマホを挟むヤツは付属していないので家電量販店でこれを買ってきました。

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名前なんていうか分からないスマホ挟むやつ(500円)

これを合わせて重量を測ってみると....

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81.8g....

 

まぁ、、まぁまぁ。。🥲

元は130gあったので50gのダイエット。
塵も積もれば、という事で50gの軽量化も大事かと。
(もっと軽いスマホ挟むヤツあれば、後で変更したい)

一般的な自撮り棒よりも、使用時に毎回ポールへ巻き付けないといけない手間は発生してしまうのですが、
ほぼ出番は山頂など限られたところでしか用途がないので、今の所全然問題無しです。

 

おわり

大雪の奥多摩登山(鷹ノ巣山~奥多摩駅)

たいちさんと2人で鷹ノ巣山に行ってきました。

今年の冬はよく雪が降りますね。
先日、2/10に大雪が降ったようですがこの記事を書いている 2/13も夜から雪の予報だとか。

 

今回は3連休の中日の土曜日に奥多摩鷹ノ巣山へ行ってきました。
木曜日の雪がまだまだ残っていつつも、前日(土曜日)に行かれた方のトレースがしっかりと残っており、大変ありがたく頂戴いたしました。

 

山行の概要

毎度同じみのホリデー快速おくたま1号で向かいます

6:46 に新宿から出発しました。
やはり真冬のこのシーズンは空いていて快適。
新宿の時点では1列に1~3人くらいの乗車具合でした。

 

8:21 に奥多摩駅に到着してからは、トイレを済ませ、目の前のバス停からバスにのって倉戸口まで向かいます。
この日、奥多摩湖行きの人は臨時便のバスが出ており2台にわかれて乗車することができました。

 

バスを降りてからは、鷹ノ巣山へ直行し、帰りは奥多摩駅に向かって縦走&下山となります。

活動の詳細はYAMAPでも確認できます。

  • 活動時間:8時間48分
  • 距離:17.6km
  • 上り:1753m
    下り:1753m

なかなかの長距離登山ですが、今回雪も重なって、全身のミトコンドリアが大爆発しました。

倉戸~鷹ノ巣山

最初の上りがもうとにかく暑かった 🥵

快晴で東からは太陽の光が降り注ぎ、汗だくになりながらのハイクアップ。

序盤の倉戸山までは雪も溶けまくっていて登山靴のまま登れましたが、倉戸山にてチェーンスパイクとゲイターを履きました。

その後、標高が高くなったからか鷹ノ巣山までは雪がふっかふか。
良いタイミングで履けたと思いました。

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東京とは思えない程の雪

前日に開拓してくださった方のトレースをありがたくいただき、地図を見る必要もないくらい一本道を歩かせていただきました。

開拓者の功労を讃えたい。

3時間半程で鷹ノ巣山に登頂。
頂上の手前当たりから、一気に景色が開けて大絶景を拝む事ができました。

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鷹ノ巣山から富士山を望む

奥多摩といえば東京都最高峰の雲取山がメジャーですが、個人的には鷹ノ巣山の方が景色は楽しめたんじゃなかと思うほど、いい眺めでした。

ランチ

3時間の登りで空腹感もMAX
無難なカップヌードル(カレー)に黒糖まんじゅうをいただきます。
腹減りすぎて、無限に食べれそうな勢いでした。

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鷹ノ巣山奥多摩駅

13時ごろに再度出発し、縦走しながらの下山。
急な登りは無く、長距離をひたすら歩くだけとなります。

道中は大量のパウダースノーエリアが満載。
体力は削られるものの、楽しすぎて2人で新雪の上をはしゃぎまわりながら歩きました。

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分かりづらいですが、太ももくらいまで積もっている。

開拓された方のラッセルに感謝。

道中、六ッ石山にもちゃんと寄りGPSログを稼ぎます。
(ただYAMAPのログに残したいだけ)

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その後もただひたすらあるき続け、時刻は夕暮れ時に。
雪も相当減ってきたので、ここらでフィトンチッドを吸わせていただきました。

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奥多摩駅周辺の街の明かりが見え始めた矢先、あたりは真っ暗になり2人ともヘッドライトを灯します。

この日は、持っ行った山道具をほぼすべて使い切りました。(救急セットなどはもちろん除く)
快感です

下山直後は、「酒」と書いてある佐藤商店の神々しい光に男たちは吸い寄せられ、
ただ無言のうちにビールを買い優勝するのでした。

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近くにデイリーヤマザキもあるが、こっちの方が味がある

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優勝トロフィー

 

大雪の奥多摩は、厳冬期の登山をカジュアルに味わう事ができ、とってもコスパに優れた山行だと思いました。

おわり。

 

(付録)ウェア・持っていったものリスト

ウェア
  • ベース:キャプリーン・ミッドウェイト(上下)
  • ウェア:(上)R1フーディ、(下)テルボンヌジョガーズパンツ
  • シェル(上):名前不明の7年前くらいに買ったゴアテックスのやつ

※全部Patagonia

その他
  • モンベルのチェーンスパイクとレインスパッツ
  • Trail Bum - BUMMER(リュック)
  • トレッキングポール
  • 水:1.5リットル、ダウン、サーマレストのZシート
  • ガスバーナー、クッカー
  • レインパンツ(下だけ ※上はハードシェルと兼用)
  • ツェルト、ココヘリなど、そっち系

冬のテント泊と硫黄岳(一泊二日)

先日、1泊2日で八ヶ岳の硫黄岳に行ってきました。
厳冬期の雪山登山としては、なかなか歯ごたえのある山行だったので鬼久しぶりにブログを書いてみようと思います。

 

山行の概要

1日目:
 ・美濃戸口(駐車場に車をとめてスタート)
 ・赤岳鉱泉でテント泊
  ※夕飯だけ赤岳鉱泉でいただく  

2日目:
 ・テントをデポして硫黄岳ピストン
 ・テントを回収し美濃戸口へ

美濃戸口でスタート

今回は日曜日~月曜日の2日間で行ってきました。
朝8時くらいに東京を出たのですが、高速道路が1ミリも渋滞していなくて(本当にすばらしい)11時前には美濃戸口へ到着しました。

そういえば今回、中野のニッポンレンタカーで車を借りたんですがカウンターで対応していただいたお兄さんがすごい良い接客でした。(今書きながら思い出した)

おなじみ赤岳山荘の駐車場は、さすが日曜日だけあり7割ほど埋まりよう。

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美濃戸口

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今回は水・食料込でジャスト17kgでした。
下山してから思ったのですが、もっと食料(というか酒のつまみ)はもっていくべきだったと反省しました。

スタート時は無風で気温が約マイナス2-3度。
厳冬期でもかなり過ごしやすい日だったのか、一瞬で暑くなりすぐにハードシェルを脱ぎました。(本当に15分くらいで脱いだ)

1時間ほど歩き、やまのこ村付近まで来るとシカさんがお出迎え。

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5秒くらい見つめ合う

その後、CT的には3時間ほどでしたがジャストくらいで赤岳鉱泉に到着の予定だったんですが、11時に駐車場を出ているためCT通りでいくと14時には赤岳鉱泉に着いてしまう予定。
それはそれで良いんですが、夕飯が18時(今回は初めて赤岳鉱泉の夕飯を予約してみました)だったんで、早く着いても暇すぎる。 ゆっくり行こう。とにかくゆっくり行こうという気持ちで歩みます。

日曜ですので、大勢の下山される方とすれ違いました。
ゆっくり行きたかったので、前方に一瞬でも下山中に人を見かけたら横に避けてすれ違っていました。

そして景色を堪能しながら歩くこと2時間....

雪の積もる森林と静寂を味わいながらのっしのっしと歩きました

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すろと、ピッタリ14時13分(コースタイム通り)に赤岳鉱泉に到着してしまいました。。。orz

これから夕飯(18時)までの間3時間以上いったいなにをすればいいのでしょうか。。滝汗

 

平日だけあって、平らな場所は選びたい放題。
この日はトイレにアクセスが程よい一人用ぴったりの整地された場所があったので、すぐに決まりました。
整地されていたものの、中心部が溶けて凹んでいたので、(さらに凍ってカチカチだったため)スノーショベルで逆に雪を盛って平らにしました。

f:id:lobster78:20220202230422j:plainところで、未だに厳冬期用テントを用意していないんですが森林の中だからか、3シーズン用でも事足りてしまいますね。
去年に続きAtom2pを張りました。

テントを設営しても、まだ15時。 3時間以上あります。。。

 

というわけで、やってしまいました。

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さむくたって旨い。ビールって素敵。

赤岳鉱泉の夕飯

ちなみにテント場の受付をしたときに、夕飯代も払ったのですが受付の上にあったボードでは、、
「本日の夕食:エビフライ」
と書かれていました。

これを見た瞬間、「かの有名なステーキでは無かった。。。」

。。と心の中で囁いたのですが、時間になり食堂へ行ってみると
とてつもなくデカいエビフライが運ばれてきました。

🍤←こんなのを想像してたから、椅子から転げ落ちそうになった

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キングオブ・エビフライ

しかもホタテのフライも付いています。

他にもお鍋では水餃子がぐつぐつと煮立っており、こちらも本当に美味。
餃子の中には香り高い謎のなんか(香草?)が使われておりました。

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ごはん、おかわり自由

この寒い大森林の中で温かい食事は身に染みるほどでした。
本当に美味しいので,2500円は安いです。

 

この日、夜は本当に雪が降り積もりました。

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火照った体を冷ましながらテントに戻る

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フライシートの下が雪で埋まらないかだけは心配に

テントに入ると、だいたいマイナス5度くらいでしたがすぐに0度近くまで上がり、この日は快適に眠ることができました。

 

二日目:硫黄岳へ

翌朝起きると、青空が広がっております。
アイゼンにゲイターなど、身支度を整えアタックザックで硫黄岳へ。

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中腹あたりから中央アルプスなども見えて景色きれい

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赤岳も見えました。かっこいい。。

 

このあと、山頂につながる稜線に出るのですがとんでもない爆風でした。
昨年赤岳にトライした時も爆風でしたが、今回は硫黄岳... 
まぁ、行けるんじゃないかな って思って(こうやって人って死ぬんでしょうね)
ひとまず行ってみることに。

サングラスではもう全く太刀打ちできず、まともに立っていられないくらいだったのでバラクラバ&ゴーグルにチェンジしました。

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雪煙もばんばん舞っております

稜線では、たまに体が煽られて転びそうになりましたが、難所もなかったのですんなり頂上まで登れました。

 

そして、山頂に到着した時は誰もいなく独り占め。
本当に来てよかった。。 とめちゃくちゃアドレナリンが出ました。

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八ヶ岳あるある:何回も赤岳の写真撮ってしまう

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ゴーグルにしっかりと映り込む自撮り棒

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硫黄岳山頂からの北ア方面

その後あっというまに下山し、テント場に付きました。
とても心地の良い達成感がありました。

ササっとテントを片付けると、八ヶ岳ブルーが広がっていました。

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同じ北沢コースで美濃戸口へ下山しました。

月曜日なので、帰りの中央道も全く渋滞がなく本当に最後の最後まで素晴らしい山行となりました。

 

おわり。

 

最後に今回持っていった道具だけ記載します

  • ザック:バルトロ75、スクランブラー25(アタックザック用)
  • テント:Atom2p
  • シュラフ:ダウンハガー#1
  • シュラフカバー:Tyvek Tharmo SLEEPINGBAG PROTECTER SL002
  • マット:Zライトソル + テンサーインシュレーテッド
  • その他:ピッケル、アイゼン、ストック、ダウンパンツ+ダウンジャケット、ハードシェル(上下)ウェアはR1をずっと着っぱなし

山の記録とフィトンチッド

趣味の登山やアウトドなアアクティビティを残したいと思い、ブログを開設しました。
思い出に残る山行など、追加していきたいと思います。

それとは別に今日はフィトンチッドについて少しだけ。

Phytoncideとは

登山を始めた頃、誰かに教えてもらったのか、ネットで偶然見つけたのか、もう全く覚えていないんですが
「人は木が生えているところに漂っている空気を吸うと幸せになる」
と教わりました。
後にそれがフィトンチッドという物質として認知されていることを知ります。

Wikipediaによると「フィトンチッド」はどうもロシア語の読みだと前職同僚に教わりました。

ja.wikipedia.org

ところで、Google翻訳や、MacのターミナルでText to speechにかけてみると、英語では
"ファイトンサイド" or "フィトンサイド
が近く、英語圏では上記のように発音されている模様。

Phytoncideの効能

どこまでの効果があるのかは知りませんが、この物質を人間が吸うとリラックスする効果があるようです。
よく森林浴などで癒やしを求める行動がありますが、科学的に裏付けられているのかもしれません。
いま、自分が東京に住んでいるから余計そう思うのかもしれませんが、登山に行った時などは樹林帯を歩くと、ただそれだけで愉快です。

もちろん空気だけでなく、実際は緑色の木々の景色や、コンクリートの建造物が全くない景観も良いのかもしれません。
ただ、山に行くといい感じになるという事実は間違いがないようです。
しかも、これは完全に無料で提供されています。

とりあえず登山にいったときは積極的に摂取しています。

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フィトンチッドを摂取する様子

 

さらにさらに、フィトンチッドはコロナに有効という説が

prtimes.jp

ただでさえ怪しいフィトンチッドですが、それを冠して社名にしているフィトンチッドジャパン。
(怪しさ満点)
もしこれが本当なら、私はコロナ渦で最後までワクチンを打つ必要がないかもしれません。

と、謎は深まるばかりですが、フィトンチッドとは関係なく何となく山のログを記録していこうと思っている次第です。

ところで、、、、そもそも雪山登山ではフィトンチッドが漂わなそうですが、全く問題なくEnjoyできていますし、健康を維持できております。
また何かわかれば記録していきます。

おわり。